コロナの基礎疾患はBMI３０以上でも該当　一日二食、オートファジーで体を整えよう

新型コロナウイルス等の感染症に対して病状が悪化するリスクがある、「基礎疾患のある方」の中には特に病気ではない、BMI30以上の肥満の方も該当しています。肥満の状態のままでは当然重症化リスクの可能性も高まります。日頃の生活で先ずはこのリスクを減らす努力をするのが肝要です。とはいえどいきなりダイエットをしても健康的に痩せるのはなかなか難しいのが現状です。今回は肥満の状況をより健康的に改善するための方法を紹介します。

基礎疾患の定義

基礎疾患の定義については厚労省のHPなどに以下に記載されています。

特に2のBMI30以上は該当する方も多いですし、自分が該当していることに気付いていない方もいると思います。

令和３年度中に65歳に達しない者であって、以下の病気や状態の方で、通院／入院している方
- 慢性の呼吸器の病気
- 慢性の心臓病（高血圧を含む。）
- 慢性の腎臓病
- 慢性の肝臓病（肝硬変等）
- インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
- 血液の病気（ただし、鉄欠乏性貧血を除く。）
- 免疫の機能が低下する病気（治療や緩和ケアを受けている悪性腫瘍を含む。）
- ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
- 免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
- 神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態（呼吸障害等）
- 染色体異常
- 重症心身障害（重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態）
- 睡眠時無呼吸症候群
- 重い精神疾患（精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療（精神通院医療）で「重度かつ継続」に該当する場合）や知的障害（療育手帳を所持している場合）
基準（BMI30以上）を満たす肥満の方

BMI３０以上の目安：身長１７０ｃｍで体重約８７ｋｇ以上、身長１６０ｃｍ体重約７７ｋｇ以上

なぜBMI30以上が基礎疾患に該当するのか

肥満であれば当然、糖尿病や高血圧の基礎疾患のリスクは高まります。ただ、「BMI３０以上」という定義であれば実際に病気にかかっていない方も該当します。厚労省としては実際に病気になっている人だけでなく、その予備軍についても優先的にワクチン接種を進めることで重症者の数を減らそうとしていることが読み取れます。このように国が警戒する以上、なるべくこのBMI３０以上という状況は避けたいところです。

BMIを下げる方法

BMIは身長と体重から算出される数字で、「BMI ＝体重kg ÷ (身長m)2」で示されます。

ここで効いてくるのは当然体重になります。よってダイエットが主のBMIを下げる方法となります。

ただ、ダイエットは中々成功しないというのが現状だと思います。急に今まで食べていたお菓子を止めるなど、辛い方もいると思います。食事制限や好きなものが食べれないというのは本当に辛いです。そんな中考えられる他の方法として、「1日二食でオートファジーを活用する」ということが挙げられます。

一日二食でオートファジー

一日二食とは、その言葉の通り、朝、昼、晩、どれかの食事を抜くことです。一般的にやりやすいやり方としては朝食を抜くというのが以下の本の中でも奨励されています。

“空腹”が健康をつくるー1日2食のプチ断食ー

私もBMI３０越えの体でしたが、地道に毎日朝食を抜くことで約半年をかけてBMIを下げることに成功しています。私は朝食は抜きましたが。それ以外の食事制限を一切していません。そのため、緩やかではありましたが着実に下がっていきました。その効果としてもう一つ、オートファジー効果が挙げられます。

オートファジーとは、細胞内で老化した器官を再利用したり、病原菌や有害物質を取り除いたりする、細胞の自己浄化機能のことです。食事と食事の間を約16時間空けることでこの効果が発揮され、体がより健康(要らない老廃物がなくなって痩せる)に保たれます。興味のある方は以下の本に詳細が記載されています。

SWITCH（スイッチ）オートファジーで手に入れる究極の健康長寿

まとめ

いかがでしたでしょうか。ご紹介した方法は今までの常識のダイエットとは全く異なる方法で、自分の体の機能を使いながら痩せていくものです。高いサプリを買うわけでもありませんし、明日から実施することも可能です。先ずは一度試してみて、自分の体を対話する所から始めてみてください。きっと良い方法にたどりつくはずです。

私の場合は朝食を抜いて仕事をしているとさすがにお腹が減ってしまって辛かったので、朝はバターコーヒーを一杯飲むことにしています。参考までに私が使用しているものをご紹介します。これをコーヒーに入れて飲むのを朝やるだけで、頭がすっきりし、昼まで体を持たせることができました。ただ、このバターコーヒーは人によっては苦手な方もいらっしゃいます。そのため全員にお勧めするわけではありませんが、一度試してみる価値はあると思います。