未来への投資(子育て・お金)

投資詐欺の見分け方 「ポンジスキーム、マルチ商法」「絶対に儲かるはこの世にはない」

皆さんは「ポンジスキーム」「マルチ商法」「絶対に儲かる」といった文字をネットで見たことはないでしょうか。これは全て詐欺であるケースがほとんどです。ただ当然詐欺をしかける方もそれが分からないようにします。この記事では彼らがどのようにお金稼ぎをしているかの仕組みや歴史の紹介と、騙されないために気を付けるべきことを紹介します。

ポンジスキームとは?

元々はピラミッドスキームと言います。いわゆるネズミ講のようなものです。「絶対に儲かる投資がある」と言って会員を集め、新たな会員の出資金を更に古い会員に支払うことであたかも投資の利益が上がっているように見せているが実際に投資は行っておらず、最初の少数の会員のみが儲かるといった詐欺です。最初の数人がピラミッドの頂点であり、それ以外がピラミッドの底辺のような構造をしているため、ピラミッドスキームといいます。

ポンジスキームという名前はそのピラミッドスキームを活用した代表的な事件を起こしたため、そのような名前がつきました。

銀行員であったチャールズ・ポンジは働いていた銀行でピラミッドスキームのような現象が起きていることを見抜き、以下のようなスキームを考えました。「国際返信切手と為替レートの違いを活用すれば大儲けできる」というものです。少し昔の話ですのでイメージが湧きにくいと思うのですが、一種のアービトラージですね。ですが実際は儲けはでておらず、新しい投資家の出資金を初期の投資家のリターンに回していました。この時重要なのは初期の投資家もポンジの話を信じており、お金を再投資に回していたことです。このため、新規顧客の出資金と初期の投資家の再投資によってお金が回り、詐欺が発覚するのに時間がかかりました。ですが、いつか終焉を迎えます。内部からの告発により、ポンジは逮捕、投獄されてしまいます。

この話から学べることは、世の中にそんなうまい話はないということです。特に以下の点には気を付けるべきです。

  • リターンが高すぎる(年間利回り20%を超えるものは気を付けて)
  • 運用成績が安定しすぎている(銀行預金くらいです。安定なのは)

いずれにせよ、絶対に儲かる話はないということを肝に銘じておくことが肝要です。

絶対に儲かる話が一般人に紹介されることはありませんから・・・(絶対に儲かるなら紹介せず自分でやりますよね)

見張られたくないものですね・・・

マルチ商法について

マルチ商法とは、まず一般の人が企業の会員になり、自分の知り合いなどに企業の商品を販売します。そして実際に商品が売れると売り上げの一部が自分のものになる。さらに会員は、新しい会員の勧誘に成功した場合は手数料が貰えるといった商法である。これもやはり胴元が儲かるという意味では同様のビジネスではあるが、新しい会員を個人のネットワークを使って勧誘することが多いため、しばしば問題となるケースがあります。

マルチ商法自体は信頼できるビジネスもたくさんあり、そういう会社は良い商品を提供していますが、残念ながら誇大広告で商品を売りつけるような会社もあるため、そのせいで全体の印象が悪くなっています。「痩せるサプリ」の商品があった時に科学的な根拠がなく、痩せることを強調しているケースはその典型例ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。世の中に詐欺はたくさんありますし、これからも新しいタイプのものが増えるでしょう。

その中で私たちはその情報が正しいか正しくないかをしっかり判断する力をもっていないといけません。

なにより自分で情報を掴み、そして自分で判断する癖を作るのが良いと思います。

私もまだまだ勉強不足の若者ですが、これからも頑張ります。

カイリン



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