11/30~12/3はオミクロン株が世界に広がりリスクオフとなり株安、円高が進行しています。さらに中国リスクも緊張感が増してきています。海外のニュースを見ながら本当の世界を一緒に学んでいきましょう!
世界の主要株価・為替のレビュー
先ずは12/3クローズ後の株の平均株価から見ていきましょう。
株価指数 | 今日の数値 | 一日前からの動き |
---|---|---|
日経平均株価 | 28029 | +1.00% |
ダウ平均株価 | 34580 | -0.17% |
ナスダック | 15085 | -1.92% |
日経↑、ダウ→、ナスダック↓ですね。特に週末、マイクロソフトやメタバース、アップルといった巨大IT企業が軒並み数%の下落を見せました。この影響でナスダックは下がっています。
対してオミクロン株への影響もあり、ワクチン関連株が上昇トレンドです。
特に金曜日のNY相場の下げが強かったので、週明けの日経平均は注目ですね。
続いて為替の動きをみていきます。
為替ペア | 今日の数値 | 前日からの動き |
---|---|---|
USD/JPY | 112.80 | -0,27% |
EUR/USD | 1.1315 | +0.12% |
EUR/JPY | 127.64 | -0.16% |
12/3は雇用統計がありました。ここでの発表数値の関係とオミクロン株の影響もあり、短期的には円高、スイスフラン高の展開となっています。
また、雇用統計の値が予測値に対して芳しくない値であったことからアメリカにおける利上げのタイミングが後ろにずれ込むことが予想されてか、ドルが売られユーロが買われています。
日経平均先物はまた28000より低い値になっていますので、12/6はマイナスから始まる可能性が高く、為替も円高トレンドが続く傾向がみられています。
オミクロン株関連やワクチン関連のニュースはホットな話題で相場にすぐに織り込まれますので、逃さないようにしておきましょう。
世界のニュース(オミクロン株)
先ずはオミクロン株に関する世界のニュースです。
世界保健機関であるWHOはオミクロン株に関して、感染力が高いものの、パニックになるようなものではないという記事を記載しています。昨年のワクチンの見通しが高い状況とは違うため、大丈夫だということですね。
オミクロン株、再感染リスク3倍 自然免疫回避を示唆=南ア研究
これは悪いニュースで、デルタ株やベータ株に比べて、一度感染後の免疫ができて感染を防げる可能性がオミクロン株は低いそうです。これが本当だとしたら厄介です。まだ毒性(致死率)の情報が少ないので、このあたりが重要になりそうですね。
ゴールドマンサックスはオミクロン株が米国のGDP予測を下振れさせると予想
アメリカのゴールドマンサックスはオミクロン株の影響でアメリカのGDP予測が2021年は4.2%→3.8%、2022年は2.9%となる述べています。国際通貨基金(IMF)も同様の声明を出しており、あくまで方向性はネガティブであることが推察できます。
世界のニュース(中国問題)
続いては中国問題に関するニュースです。
アメリカの市場には中国の会社も上場しており、例えばアリババなどの中国大手IT企業も参加しています。
しかし最近の中国国内の厳しい締め付けもあり、上場を停止するといったことが起きています。これによりアメリカの中国株インデックスETFなども含めて一兆ドルの損害がでているということです。
チャイナリスク、投資をする人は考えておく必要がありますね。
米国は彭帥をめぐる中国テニストーナメントへのWTAの停止を支持
中国の女子テニスプレーヤーが性的強要を受けた件を受けてWTA(女子テニス協会)が中国でのツアーを抗議をこめて停止したという件で、米国は明確にこの判断を支持しています。
これにより、より中国に対する世界の見る目が悪くなり、対立は進む方向にいきそうです。
中国と台湾の対立が表面化している中でもし中国が台湾に攻める時はどのようなシナリオとなるかを詳細にまとめている資料です。
日本国内のニュースではこんな話はされていませんが、世界では当たり前の話です。図解化されており非常に見やすく、日本にどのような影響があるのかもわかりやすく説明されています。
今週の一冊
今週の一冊は「僕は君たちに武器を送りたい」瀧本哲史書 です。
ここではこれから社会にでる社会人の人や若いビジネスマン向けに、これからの日本で生きていくためにはどうしていくべきかを詳細に説明してくれているバイブルです。
以下の記事にも内容をまとめています。
あなたはどのタイプ?仕事の仕方はタイプで変わる。ベストセラーから学び生き残るタイプになろう
カイリン